ヘブンズドアー!

先日、映画館のスクリーンで露伴先生を観てきました!

 

 

岸辺露伴 ルーブルへ行く」

 

特殊能力を持つ、漫画家・岸辺露伴は、青年時代に淡い思いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の噂を聞く。それは最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。

時は経ち、新作執筆の過程で、その絵がルーブル美術館に所蔵されていることを知った露伴は取材とかつての微かな慕情のためにフランスを訪れる。しかし、不思議なことに美術館職員すら「黒い絵」の存在を知らず、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。そこで露伴は「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事に対峙することとなる・・・。(映画館サイトより)

 

NHKで年末などに放映している「岸辺露伴は動かない」のドラマシリーズを観ています。原作の漫画は未読。アニメは数回観た程度。

ドラマ版で海外取材の前フリがあったので、おっ、映画化?と話題になってました。

しかもルーブルが舞台とは!  これは観に行かねば・・・と。

 

以下、ネタバレありです。

 

 

 

原作を読んでいないせいか、露伴先生=高橋一生と自分の中では結びついていて、

独特の雰囲気が魅力的でついついドラマを観てしまってる状態。

美術的にもレトロな感じで映画化してもその世界観は変わらず。

露伴先生のピキッ!とキレる瞬間とか、よせばいいのに危険に首を突っ込んでしまうところとか、泉君との掛け合いとか、ドラマの延長線上でそのまま楽しめる映画でした。

ファッションも素敵♪ いつも泉君のお洋服に目に行っちゃいます。

 

今回露伴の若い頃が描かれ、ストーリー上必要たったとは思いますが、ちょっと高橋一生とはイメージが違うような。ナイーブな感じの好青年ではあったのですけどね。

思いを抱く女性、奈々瀬を演じるのは木村文乃。ミステリアスな女性でビジュアル的にモナ・リザ風に寄せてる場面もあり。

 

謎の黒い絵を追って、ルーブルに到着する露伴。うわー、フランス語もペラペラだ(笑)

モナ・リザの前に立ち、ニケの像の空間では職員が落下するのを目撃。

館内を使ってのロケに目を奪われます!

と言っても噂に聞いていた通り、やはりルーブルの場面は時間的に少なく、もっと観たかったかな~。

邪悪な黒い絵と対峙する倉庫のシーンは脇の役者さんたちの演技等いまひとつ乗れず。でも絵画の贋作と絡めて(新たに発見されたフェルメールの絵はちょっと真作には見えませんでしたけどね)、ミステリー、サスペンス、そしてホラーと様々に感じる展開。

そしてクライマックスかと思ったら、更に真相解明のパートが。(ちょっとびっくり)

ホラーのようで実は切ない愛の物語でした。

ヘブンズドアー」とは相手を本にして記憶や経験を読み取ったり、新たに指示を書き込んだりできる能力。死んだ者には使えないということでしたが、奈々瀬には使っていて? あれ? と。 あまりここはツッコんじゃいけないのかしら。

 

いろいろツッコみながらも何だかんだで結局最後まで露伴の世界観を楽しみました。

いやー、泉君が強い(笑)    これからも二人のコンビに期待してます。

で、今年の年末にはドラマ版、観れるんでしょうかね? 

映画化されたからもしやナシとか?  それも寂しいよ~。

 

あ、映画のグッズ売り場、ヘブンズドアー型のメモ帳が欲しかったのに、あっという間に売り切れていたようで残念。というか、観に行った時点でもうほとんどグッズは残ってませんでした・・・。

まあ来場者特典のポストカードを貰えたのでヨシ!です。

黒がテーマとも言えるので、全体的に映像が暗い。ドラマ版と比べると若干長くは感じますが、これはやはり映画館で観て正解でした。