梅雨の合間に・・・これも観たかった展覧会!
オランダのアーティスト、ヤンセンの作品はTVのCMにも使われていたりするので、
ご覧になった方も多いのでは?
以前から砂浜を移動する不思議な造形物が気になってました。
作品は「ストランドビースト」と名付けられてます。砂浜の生命体と言う意味。
展示室に並ぶ作品たち。全て撮影可。
改良に改良を重ねて作品は大型化しているようです。種類の違うものを合体させたり。
どれも何となく生き物の造形がモチーフになってるように思えますね。
これは巨大なゾウに見えます。
キャタピラー(芋虫)型は動きがそのもの。
ゆえに何種か合体させたら面白いものが出来るのでしょう。
細部を見ると、意外と身近なもので出来てました。
ホームセンターで手に入るようなプラスティックのチューブ、結束バンド、そしてペットボトルなど。
ビーストは潮風によって動くことが出来るので、なんとペットボトルに風を貯めておくそうです。
一時間ごとくらいの頻度で、展示物の一部が動く様子を見せてもらえます。
観客たちが詰めかけ、スマホを用意! そりゃ生で動くところは観たいですよね!
会場には風が吹いていないため、人工的にコンプレッサーで空気を入れて動かします。
足の動きが本当に生き物みたい。
ずっとヤドカリの足が頭に浮かんでました(笑)
こちらは二体のビーストの尻尾。動く様子が何とも可愛らしかったです。
結束バンドがそのままにしてあるのが体毛のようで、またそれもキュート♪
間近で見ると結構手作り感があったりしますが、これだけの生き物のような動きを出すためには相当な試行錯誤があったのだろうなと。
PCで何度も計算して導き出したもので作り上げてます。
物理学の世界なんですねぇ。
なるほど、現代のレオナルド・ダ・ヴィンチと言われているのも納得です。
1990年からこのシリーズを手掛け、どんどん進化させてるヤンセン氏。
近年は空飛ぶ作品も誕生。さてどこまで進化するか楽しみですね~。
やはり砂浜で動いているビーストたちを観てみたいもの。
動画のリンク、貼ってもいいのかな。
↓興味のある方はどうぞ。