ジブリパークの展覧会に行ってました!
ちょっと行くかどうか迷ったのですが・・・。
子供向けなのか、大人向けなのか?
ジブリの映画、しっかり観てるのは数本くらいだし。
(いつもTV放映があるので、流し見してるのもあり)
まあ行ってみないとわからないってことで足を運び、ちゃっかり楽しみました。
ジブリパークとは・・・
愛知県の「愛・地球博記念公園」内に2022年に開園したそうです。
今年3月には新エリア「魔女の谷」が開園。
宮崎吾朗監督がその制作現場を指揮しているとか。
「三鷹の森ジブリ美術館」も手掛けてるのですね。
そんなわけで、宮崎吾朗監督の世界が中心の展示でした。
もちろん父の駿監督などの資料もありましたよ。
最初のコーナーにどーんと現れるネコバス!
残念ながら写真はNGでした・・・。 ↑こんな感じで大きいです。
しかも中に入れる♪ 座ってみるとクッションに沈む沈む(笑)
ふかふかのモフモフな触感でした。いいですね、こんな全モフ張りのお部屋があれば。
ゆったり癒されそう。
ジブリ美術館、パークの理念や設計図の展示。来園者にいかに心地よく楽しんで過ごしてもらえるかの創意工夫がうかがえます。
「ゲド戦記」「コクリコ坂から」の美術背景絵の描きこみが凄い。
アニメーターさん、そして美術さんたちの細かい作業には脱帽。
・・・と思ったら、フルCG作品「アーヤと魔女」の資料展示がまた充実していて
CGだと手描きアニメーションより簡単に出来るのでは?と今まで考えていたことが覆されました。かなり多岐に渡る複雑な行程があるので、時間もかかり大変なのですね。
光の加減やアニメの動きに違和感のないよう微調整に次ぐ微調整。
気が遠くなるような作業ですねぇ。
モニターにタッチして主人公の表情の変化を操作できるコーナーあり。変顔楽しい!
とにかく手描きにしてもCGにしても人の手がたくさん必要で根気のいる作業を経て
一本の作品が作られるのだなと改めて感じました。
アニメ制作に興味がある人は大変勉強になる展覧会でしょう。
会場で撮影O.K.の場所は限られていて
家の煙突がトトロの耳?みたいですね。
書斎
湯婆婆たちがでっかい!
契約書も。(今年「千と千尋の神隠し」をTV放映していたのを再見してて良かった)
カオナシとツーショット写真も撮れました。
なんか哀愁が・・・。
手が小さいし!
と、こういう立体物の展示は子供さんが喜びますね。
会場で子供さんに引っ張られて細かい壁面の資料展示は仕方なくスルーして行く苦笑いのパパママを見かけましたから(笑)
展示を観終わって、そういえば宮崎吾朗監督作品って観てないなぁ・・・と。
でもタイムリーなことに先月TVで「アーヤと魔女」の放映が!
せっかくの機会なので観てみました。
(簡単感想 ネタバレありです)
1990年代のイギリスを舞台に、自分が魔女の娘とは知らずに育った少女アーヤが、奇妙な家に引き取られ、意地悪な魔女と暮らすことになるお話。
孤児のアーヤの性格や表情が「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんみたい。
どんな目に遭ってもめげないツワモノです。
孤児になったいきさつとか、母親と魔女たちの込み入った話がありそうですが、そこまで描けてなくて。
展覧会で「原作者が亡くなったため」との説明があったので理解はしていましたが、
知らずに観たら尻切れトンボに終わった印象でしょうね。
フルCG作品に挑戦した意気込みは伝わってきました。
今後ジブリがどんな方向に行くのか気になりますが、良質な子供向けの作品を作り続けるという基本的な理念は受け継がれていくと信じています。