日記にアップしないまま、日が過ぎてました。
美術展です。
時代ごとに解釈を加えられながら、神に捧げるため、あるいは教養を示すため、美術のなかで様々に表されているようです。
18世紀から20世紀の作家34名による幻想的な版画、優美な古典世界、穏やかな田園風景など、古代から脈々と受け継がれてきた物語の系譜の展覧会。(チラシより要約)
あらゆる芸術に引用されてますよね、神話って。
有名どころの話は知っていても、なかなか日本人にとっては馴染みが・・・?
ギリシャ・ローマ神話の本でも熟読していないと作品の深いところまではピンと来ないかも。
でも時代の違う様々な作家が自分の解釈とタッチで表現しているものが同じ空間に集うというのは面白いです。
丁寧な説明文もついてるので、それを読みながらの観賞は意外と時間がかかりました。
印刷物からの画像なので画質が悪くてすみませんが・・・
ローレンス・アルマ=タデマデマ
フレデリック・レイトン
この2点はリヴァプールの美術館所蔵とか。
いかにも神話の世界。服の襞まで美しいですね。
ルドン
アポロンの二輪馬車の場面を独特なタッチで幻想的に。
このあたりからは1900年代の作品です。
デュフィの海の女神は大作でした。
今までそれほど興味のなかった作家ですが、絵の具の乗せ方とか
何だか新鮮に感じました。
オルフェウスをテーマにした動物のシリーズも面白かったです。
デルヴォーの不穏な作品 セイレ―ンを描いてますね。
上半身が人間で下半身が魚。美しい歌声で人間を惑わします。
他にもピカソの絵画やブールデル(弓を引くヘラクレス像)、キリコの彫刻など。
あの作家の作品も神話の引用が?と思いつつ会場を回りました。
今回、作品のほとんどが国内の美術館所蔵のものだったので、巡回展もスムーズに
開催されたようで良かったです。
今後はコロナの影響で海外から作品を借りるということがなかなか難しそう。
展覧会はかなり先の予定を計画するから、悩ましいところですね。
この展覧会もやってたので観ました。
個人で収集された映画のポスターがたくさん!
チラシや台本まで。懐かしいものばかりでした。
全部寄贈されたのですね。
自宅ではなかなか保管が難しいからなぁ・・・
実家にもパンフレット類が山ほどあります~。さてどうしよう。