映画館へ・・・ロケットマン!
またしても、あっという間に日が過ぎて、早くも9月の半ば。
とはいえ、まだまだ暑いですね。
先日の台風での被害が大きく、胸が痛みますが・・・
早く日常生活に戻れることを願うのみです。
映画の感想がいくつか溜まってます。
今回は 是非とも劇場で観たかった「ロケットマン」
世界的ミュージシャンのエルトン・ジョンの人生。
両親の愛を得られず、寂しい幼少時代のエルトン。
しかし彼には音楽のずば抜けた才能があり、王立音楽学校に入学。
その後ロックミュージシャンへの道へ。
作詞家のバーニーと出会い、意気投合。
コンビで名曲を次々と生み出し成功への階段を駆け上るが
スターになればなるほど孤独を感じていく・・・
思いっきりミュージカル映画でした!
昨年大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディー」と年代も同じ音楽映画。
かぶる要素は多々あるのですが、味わいは違いました。
エルトン・ジョン本人の曲がストーリー展開とマッチした形で
登場人物の台詞として唄われます。
そしてファンタジックな映像と内面描写。
「ボヘミアン・・・」の方は最後のライブシーンに向けて興奮が高まり、
ある種のカタルシスともなって、直球で感情に来たけど、
こちらは派手なシーンもあれば繊細な描写もあり、後で余韻がジワジワくる感じ。
とにかく・・・切ないんですよ。
ゲイであるエルトンが抱く思い。
名曲「ユア・ソング」が誕生するところはもう切な辛すぎで。
盟友の作詞家バーニー役は「リトル・ダンサー」の少年を演じたジェイミー・ベル
だそうですね。あー、何とも切ない!
成功しつつあるエルトンに近づいてくる男、マネージャーとなるジョン・リード。
悪い予感しかない・・・え?ジョン・リードって聞いたことがあるなぁと思ってると、
そういえば「ボヘミアン・・・」にも同一人物が。当時接点があったのか。
こうしていろいろ比較すると面白いですね。
そういえば「ボヘミアン・・・」にも、台詞はないけどエルトンっぽい人物がチラッと
出てました。「ライブ・エイド」に出演してましたからね。
愛に飢え、自分のセクシュアリティに悩み、満たされない想いを抱えるのに
どんどんスターとなり大衆に求められ・・・
ドラッグなどに依存してボロボロになっていく様子は痛々しすぎて。
当時、ものすごく派手な衣装の人というイメージがあったけど、
あの衣装はシャイで繊細な彼が自分を守るためのものだったのかな。
あの曲がかかった時は鳥肌がたちました。
「I'm Still Standing」
踊り出したくなるポップな80年代って感じのヒット曲。
この映画を観てからは印象が変わりました。
タロン・エガートンが主役を演じて良かったと思います。
ボラプと同じく、エルトンのその後のエンドロールはお見逃しなく。